[社内公募制度の実際]公募で異動→1年が経過してみて

最近、ジョブ型雇用の拡大により、異動も主体的に行動する必要が出てきました。

実際に公募制度ってどうなんだろう・・・

前回、公募の流れを解説してきましたが、今回は実際に公募で異動してみて1年が経過したため、その状況を共有していきたいと思います。

目次

結論

満足しています!

しかし、異動後の状況は自分次第の部分も大きいので注意です。

必ず、リスクとそれに見合ったリターンがあるかをよく考えて、人生の大きな決断をされると良いかと思います。

応募動機

私は、技術系社員として働いていて、製造技術職から、研究職へと職種変更を伴う異動を社内公募で経験しました。

理由としては、新卒入社後5年以上製造技術職を経験していく中で、このまま製造エンジニアでキャリアを積み上げていくことは、果たしていいのかと考えました。

応募動機①:工場は基本的に地方にあることが多い

第一に考えたことは勤務地の問題です

私は極端な地方への配属はあまりいいとは思わず、できれば都心部で働いていたいと考えていました。

確かに、地方はどうしても不便だったりもするよね

しかし、製造技術職が働く工場は基本的に広大な土地で、周囲への安全の確保がしやすい地方にあることが多いです。

地方は自然豊かですがちょっと不便です。。。

こういった中で、今後自分のキャリアを考えたときに、研究職の方が勤務地は優遇されてるのではと考えました。

実際に研究所は地方にある場合も多いですが、比較的工場よりは都市部にある傾向があります。

特に製薬系の研究所なんて品川にあったりと結構都会にありますよね。

そこで、研究職を目指していくことを考えました。

応募動機②:研究職という仕事に憧れを持っていたため

やはり研究職はかっこいいなあという漠然とした憧れのようなものがありました。

何かを突き詰めていく姿勢とそのプロフェッショナル感はやはり憧れてしまいます。

しかしながら企業の研究職は、理系の技術系総合職ではハードルが少し上がります。

そういった中で私は、新卒入社後すぐに製造部門への配属でしたので、漠然とした憧れはどうしてもありました。

そして、自分が元々学生時代に専攻していたテーマや分野で研究を進めていければ楽しいんじゃないかと考えていました。

やはり理系として研究職は憧れます

応募動機③:ひとつの部門に長くいることに疲れてきたため

私はこの製造部門に5年以上在籍していました。

大体メーカーの総合職だとジョブローテションで3年に1度程度は、仕事が変わっていきます。

色々経験させる必要があるからですね。

こういった中で、完全に現場を持っている製造部門はエンジニアがどうしてもその現場でノウハウを含めた専門性を身につけてしまうこともあり、異動させづらい状況があります。

どうしても現場があると簡単には止められないし、専門性の高いエンジニアはずっといてほしいと考えてしまうのもわかるかもしれないな

しかしながら、長くいればいるほど現場から必要される分、仕事も増えてしまい、責任も大きくなっていきます。

そんな中、このままずっとこの現場でいいのかという漠然とした不安がありました。

転職した際に、その現場しか知らない人という評価になりかねないのではと感じたためです。

確かに、市場価値を高める上で他の職種を経験するってこともあるかもしれないね!

また、長く1つのコミュニティに属し続けるのもだんだん疲れてきたこともあり、5年を一つの節目として考え、公募を応募を考えていました。

製造現場を持つメーカーならではの悩みですね

実際に公募で異動してみて1年後

感じたこと①:自信につながった

自分の決めた仕事を実際に全うすることは自信につながります。

1年経つと、仕事にも慣れてきて、ある程度自分の裁量で仕事ができるようになってきました。

こういった中で、自分の意思で選んだ仕事で実際に自分の力を発揮できているという経験は、すごく自分に自信を与えてくれます。

なんとなく自分で自分の人生を切り開いているという感覚というか。。。自分の力でなんとかやっているという感覚になります。

※実際は多くの方に助けてもらい、協力して仕事は進めているのですがあくまで、精神的な話です。

今までは、なんとなく他人が決めたテーマであったり勉強の試験をどれだけうまくこなせるかという戦いでしたが、自分で何かを求めて、そこで自分の力を発揮していると、今後自分の人生に何かがあってもきっとなんとか自分の力で切り開いていけるのではという感覚になってきます。

本当に多くの人に助けられていますし、特段大きな成果をあげられているわけでもありません。

しかし、自分の決めた仕事の中で、実際に力を発揮していくことは思ったより自信につながります。

感じたこと②:素直に仕事が楽しい

もともと、やってみたかった研究職。

実験を重ねて、結果を出していくこと。

誰も到達していないサイエンスに向き合い、社会実装や事業化を目指すこと。

これらは簡単なことではありませんが、非常にやりがいを感じられる仕事です。

製造部門時代の、安定生産への責任を全うする事も、とてもやりがいのある仕事でしたが今の仕事がいっそう、理系としての専門性を活かせているように感じます。

自分の希望した仕事はやはり、充実感を持って仕事ができますし、すごく幸せな事だと感じます。

感じたこと③:リスクは常に念頭に置いておいたほうが良い

公募で応募できる仕事というのは、なんらかの理由で人が必要となっている部署です。

中にはちょっと、やばい上司で離職が絶えない場合もあるでしょう。

もう、事業として怪しいけど、供給責任のために人が必要でどうしても欲しいなど、その先がない場合ももしかしたらあるかもしれません。

めちゃめちゃ激務で精神を病みかねない仕事もあるかもしれません。

今まで結構いいことばかりを列挙してきましたが、必ずそれ相応のリスクを背負っていることは覚悟しておいた方がいいと思います。

なので、下調べは入念に入念を重ねて実施しましょう。

さらに、自分がどうして公募を応募するのか、それだけのリスクを引き受けられるのかも落ち着いて考えておきたいものです。

ここまで下調べしたら、ここまで考えた上での結論なら、仮に変な部署だったとしても後悔することはないだろうと思えたとき、公募に応募するくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

人が不足している部署…裏を返すと何かあるかもしれません…

結論

社内公募は仕事を変えたい方は検討する価値のある制度だと思います。

1年が経過した今、後悔は特にありません。

しかし、社内転職とも言えるため、リスクは常に頭に入れておきたいところです。

実際に何を考えていいかもわからない事もあるかと思います。

そういった場合、一度転職活動をされながら、エージェントに相談してみるのもありなのかなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

社内公募や転職を考えられている参考になれば嬉しいです!

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