[社内公募の実際] 公募で異動して2年が経過、まとまった期間の就業経験は大切

皆さんの会社は、社内公募制度はあるでしょうか?

私の会社は、公募による異動制度があり私も2年前に現在の部署に異動しました。

理系の男性は専門性があるからこそ、逆にキャリアについて悩むことも多いのではないでしょうか?

僕は化学系の有機化学という分野だったのですが、その分野もいろいろな製品に関わっていて、どういったキャリアにつくかはたくさんの選択肢がありました。

大学の分野に近いところを攻めるか、はたまた全然違う畑を歩いてみるか・・・専門性がある理系ならではの悩みってありますよね。また、技術者、研究者として一つの分野をひたすら究めていくことも手だと思います。

しかし、今回は職種変更を社内公募で考えている。そんな方に、実際に社内公募で異動した私が、実際に2年経過してみて考える仕事とはについて解説していきます。

実際に社内公募してどうなんだろう、実際の体験に基づいた話が見たい方はぜひご覧ください!

また、実際の異動の流れや、1年経過してみての感想については以下にリンクを貼っておりますので、ぜひご覧ください。

ではでは、実際に2年経過してみて感じることについて話していきたいなと思います。

この記事を書いた人

プロフィール>

・30代メーカー技術系会社員

・高専本科、編入を経て大学院を卒業(修士)

・社内公募にて部署異動、職種を変更

・既婚、共働き夫婦

・趣味はガーデニング

目次

結論:まとまった仕事の経歴はやはり大切

2年間が経過してみてまず思うことは、やはり公募で異動したこともあり、次の仕事も公募での異動を考えるようになったということです。よく言えば主体的にキャリアを築くことができる一方、上司や人事の方がその後のキャリアプランを描いてくれるわけではないので、自分で判断する必要が出てきます。

公募で異動したんだから、その後のキャリアもある程度は自分でということだね!

もちろん会社都合の異動もありますが、これから社内公募を出される方は、異動後のキャリアも考えて公募を出されるのがいいと思います。

そして、異動して2年が経過した今、次の仕事を考えるときに自分の支えになってくれるのは公募を出す前の5年の経験でした。

公募で異動後の仕事も、公募で考えることも認識しておく

私は5年間、製造部門で働いた後、社内公募を使って、基礎研究の部署に異動しました。

専門性は変えず職種を変更する形でしたので割と、仕事自体は順調に慣れてきて2年間の間でだいぶ研究者としての仕事を覚えることができました。

しかし、異動後2年間の間に実は、次のキャリアを考えるきっかけが出てきました。

どんなきっかけがあるんだろう?

それは会社の組織再編や事業譲渡や撤退などです。それ以外にも、事業拠点の移動など、いろいろな予期せぬ要素が出てきて、次の仕事を考える機会がありました。

そして次の異動先を考えたときに、やはり前職の5年の製造経験は大きい。

どうしてもOO年以上の経験が必須などと書かれてしまうので、現在の仕事でその年月を満たせなければその前の仕事の経歴を活かしていく必要があるからです。

そのため、公募後の次のキャリアを描く基礎力は、公募に応募する前の今なさっている仕事に他ならないということになります。
ぜひ公募後の仕事も公募で出す可能性があることも含めて、検討するといいですよ!

公募を出す前に、今の職歴による市場価値を把握しておく

現在公募を考えている方は、ぜひ異動後のさらにその次の仕事もぜひ考えておきましょう。

そして、さらにその次の仕事を考えて現在の仕事の職歴は十分かをぜひ考えてみてください。

例えば私のケースで言うと、製造スタッフの経験は転職市場や社内公募の募集要項を見ると、5年という要件も見られていました。

そのため、5年継続したのちに、自分の次に興味のある基礎研究にシフトする計画で実際に異動しました。

みなさんも、現在なさっている仕事が転職市場や、社内公募の募集にどの程度の価値が見出せるか、ぜひ考えてみてください。

そして、自分の仕事が社内公募の異動後も武器として使えるなと思ったタイミングで公募をだされると、異動後のキャリアも割と描きやすいと思います。

公募での異動は常にリスクが伴うことを忘れてはいけない

社内公募は欠員が出ているもしくは人が足りていない部署であることは間違いありません。

ということは・・・・リスクを内包している可能性があることをぜひ考えてみてほしいです。

そのリスクに対応するには異動後も、次の仕事に社内公募で必要なタイミングで異動をするなり、転職するなりで対応していきます。

この異動するための素養に前職のまとまった職歴が必要となってくる場合もあります。。

別の言い方をすると、ある程度まとまった経験を積んだと考えたら積極的に公募を検討するというのも有効だと思います。

リスクを常に考えて、できるだけまとまった職歴を得たのちに社内公募で移動してさらに自分の市場価値を高めていくことが非常に大切だなと、公募後2年間たって考えています。

まとめ:まとまった職歴が異動後のキャリアを助けることがあります

社内公募で移動した2年間にも私なりにいろいろなことがありました。

テーマが、コロコロ変わったり、二つのテーマを掛け持ちしたり、大学の共同研究を実施したりという仕事の変化、そして組織改変などの会社の変化もありました。

2年間の間にこれだけのことがあるということは、異動後も常に別の仕事に公募を出すことが常にあり得るということです。社内公募で異動した以上、その後のキャリアの責任は自分にあります。

そのため今されている仕事の経験を市場で評価されるくらい十分に積んだ上で、社内公募にトライしさらに自分の市場価値を高めていくことが、公募のリスクに対応するとともに、より良いキャリアをつないでいくことになるのではないでしょうか?

しかし、公募を出す動機は人それぞれ。

どうしても上司と馬が合わないことや、会社の事業再編に巻き込まれて早急に異動したいなど緊急を要することもあるでしょう。その際は状況に応じて、柔軟に出されるのがいいと思います。

こういった状況でも公募を出せる、そんな経験を積めるように皆さんもぜひ現在の仕事の市場価値をぜひ客観的に評価して見ることをお勧めします!

今回のシン・理系男子ポイント

社内公募で異動したら現在の仕事はそれでおしまいかというとそういうわけでもありません。
異動後もその職歴に助けられることもあります。
ぜひ現在の仕事の市場価値を把握して、可能であれば十分な経験年数を積んでから公募を出されるのもアリです!

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