昨今、少子高齢化が叫ばれています。
出生率は人口を維持する数値を大きく割り込み、労働力の確保などの観点から非常に大きな問題となっています。
現在私は、子育て奮闘中です。
共働きでの育児ですが、本当に辛い。。。(楽しいこともたくさんありますが・・・)
この辛さを考えた上でどういった職種がいいのか考えてみたいと思います。
結論を出すことは、各々の状況が異なりますので難しいですが是非判断の一助になれば嬉しいです。

<プロフィール>
・30代メーカー技術系会社員
・高専本科、編入を経て東京の国立理系単科大学院を卒業
・新卒入社した会社で社内公募にて部署異動、職種を変更
・既婚(共働き)子供1人
・趣味はガーデニング
・米国株投資をメインに2020年から資産運用を継続
共働き育児の大変さ
①近くに実家がないと何かあったら詰む
保育園からの呼び出し。熱が出て体調不良。色々と子供による出社が難しくなる事態が想定されます。

その場合、パパかママのどっちかが休暇を取得して対応にあたる必要があります。
しかし、子供が体調不良の場合パパやママにもうつる可能性も。。。
例えばママがうつってしまったらパパが休みを取る必要があります。
しかし、仕事の都合上どうしても休めないといったことも・・・
この時に、実家が近いと祖父母にお願いをするなどの選択肢が生まれます。
この選択肢がないと誰も保育園に行けず、事実上詰んでしまいます。
ある意味人海戦術的なところが育児にはありますね。
②育児、家事の協力はマスト
共働きの場合(特にお互い正社員)、育児家事の旦那さんの協力はマストです。
うちの場合、妻は時短勤務で16時退社、17時過ぎにお迎えとなりますが、迎えに行った後に子供の夕食、自分の夕食、お風呂、寝かしつけと猛烈な育児対応が始まります。
勤務後からこれだけの負荷は非常に厳しい。
ですので、基本的には私も早く帰り、17時以降の怒涛の育児対応に参加します。
専業主婦の場合は、保育園のお迎え前に色々と家事を進めることができるかと思いますが、共働きの場合は家事、育児の負荷が終業後に集中します。
ですので、旦那さんも積極的な育児、家事の参加が必要となってくると思います。

実際にマイナビの調査では子育て中の女性のうち育児を理由に退職を検討した人は4割というデータもあります。
共働きは収入は2本となりますので、リストラ等も横行する現在では有効なリスクヘッジとなりますし、メリットも大きい。
上記調査でも9割の女性が子育てをしながら働くことを望んでおりますし、男性も妻が正社員として働くことを希望している割合は7割に上ります。
こういった状況でも4割の方が退職を検討している状況は、やはり旦那さんの協力はマストになってくるでしょう。
③日本は残業が前提の労働環境の場合が多い
日本は時間外割増率が1.25倍です。これは他の先進国では1.5倍であり、非常に低い水準です。この結果として、残業させても残業代の支払いは少ない。
そのため日本企業はどんどん残業させる、という日本型の働き方がいまだに根付いていることが言えます。
20年前は専業主婦がメインでしたが現在では共働きが主流。
逆にいうと上の世代の方は専業主婦での子育て、妻が家を守るというスタンスの方が多い。
働きすぎと育児は両立が難しいことは是非知っておいてほしいです。
実際私も、残業ありきの働き方で育児をした結果、メンタル不調となりました。
無理せず、セーブしながら働き続けることが大切だと思います。
育児をしながら働く上で必要な要素
では、上記の子育ての大変さを認識した上でどういった要素を持った職種が良いかを考えてみましょう。
①テレワークを取得できる(しやすい)
テレワークとは、家や会社ではない他の場所で仕事をすること。
実際に育児においてテレワークは非常に大きい武器となります。
それは通勤の時間がまずカットできること。
その時間に、家事などを進めることもできますし、少しの休息時間、残業時間を得ることができます。
また保育園での呼び出しや、急遽病院にいった場合の保健証や医療証を届けたりと生活拠点に密接している育児のトラブルにも素早く対応することができます。
また、お昼休みに家事などを片付けておいたりと色々と家のこともできますよね。
こういった中で、家事育児の分担をよりスムーズに実施し、生活の破綻を未然に防止することができます。
ですので、工場や研究所、物流現場での現場作業等が発生する場合はどうしても現場に行かないと仕事ができないため、子育て期間は避けた方がいいかもしれません。
②周囲に育児を経験している方がいる
僕も育児について経験するまで大変さがわかりませんでした。
急な発熱、順調に進まない食事、急にくる夜泣き。
上げ出したらキリがない大変さや不測の事態が発生します。
この大変さはやはり実際に経験された方じゃないと具体的に理解は難しいもの。
周囲の方が子育てを経験、もしくは子育て中の場合はその大変さを理解してもらえますし、色々と両立において協力してもらえると思います。
③急な休みにも対応できる人員、組織である
子供の病気など、急な休みは本当に急にくるもの。
その際に休めない組織だと詰んでしまいます。
そのため、仕事についてはどの程度属人化しているか、仕事の状況はどのように共有化しているか。
もし休むことになったらどなたが対応してくれるか、そういった観点でもよく見ておくと良いでしょう。
こういった組織の欠員に対する余力が、残業等を下げることにもつながると思いますので。
また、②の子育て世代の人員がいれば鬼に金棒。一層理解もしていただきフォローも充実してくると思いますよ!
簡単ですが、以上となります。
共働きでの子育ては、特にお互いに正社員だと本当に忙しいですし、大変です。
正社員という仕事は、責任も伴いますし育児との両立は簡単にできることではありません。
でも2馬力は家計的にもメリットが大きく、子供の学費等の観点からもゆくゆくは子供の選択肢の幅を広げられるかもしれません。
ぜひ社内公募に限らず、今後子育てをされる予定の方は、是非上記の観点からも次の仕事を選ぶ際の参考にしていただければ嬉しいです。
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